WINNING DAYS / THE VINES 
2004.3リリース CAPIROL RECORDS / 東芝EMI

01. RIDE
02. ANIMAL MACHINE
03. TV PRO
04. AUTUMN SHADE U
05. EVIL TOWN
06. WINNNIG DAYS
07. SHE'S GOT SOMETHING TO SAY TO ME
08. RAINFALL
09. AMNESIA
10. SUN CHILD
11. F.T.W.
12. DROWN THE BAPTISTS
 
Produced by ROB SCHNAPF
 
  
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 近年、間もなく新作を発表するTHE DATSUNSや現在ヒット中であるJETといったオーストラリア産のイキの良いロックンロールバンドが出てきたが、今回紹介するTHE VINESはその先駆けとなったと言っても過言ではないだろう。
 新人バンドとしては、充分すぎる大成功を納めてから2年。今回もクレイグ・ニコルズという男のソングライティングは素晴らしい。
 彼らは、どっちかというとHRバンドよりであったDATSUNSや、もう少しガレージっぽいノリであるJETなんかとは違い、バックグラウンドはグランジであったのは間違いない。曲におけるウネリ具合、半音ダウンチューニングであるヘヴィさからも立証済みだ。NIRVANA meets BEATLESといった表現されてしまうほど、ポップな曲はとことんポップに、ヘヴィな楽曲はとことんヘヴィに徹している。(時にモロ、AやJはNIRVANAだし。)僕自身の好みの判断基準となるポップなメロディ、ハーモニーといったものも、好きと嫌いが紙一重になってしまうのだが、先行シングルであった@のサビに始まり、CEFGHIKと後半に素晴らしい楽曲が続く。

 今年一番の大化けするかもしれない彼らに要注目する必要あり。

<お薦め度>★★★
2004/4/14